訪問看護ステーション虹

  • 高齢者や障害者が、生きてて良かったと思える在宅看護を追及します。
  • 明るさとやさしさで心を癒し、喜びも悲しみも分かち合える、訪問看護ステーションをめざします。
  • 高齢者や障害者がもっと地域に出ていける機会をつくり、住み慣れた場所でその人らしさが追及できるよう、援助していきます。
  • 患者・家族が共に喜びが感じられる医療・福祉の制度にしていくため活動します。

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私たち茨城保健生協の訪問看護ステーション(以下STと表記)は、総人口約25万人の水戸市内に2カ所の事業所を持っています。25万人の内65才以上の市民は16%であり、高齢化率は県や国の平均に比較すると、やや低くなっています。訪問看護STは県下に100カ所あり、7カ所は休業中のため、実稼働しているのは93STです。介護保険が導入されやや利用者は増えていますが、他の介護サービスに比べると利用量も少なく、赤字経営によって休業や廃止せざるを得ない状況があります。

水戸市内には10カ所のSTがありますが、当法人の2カ所のSTで全体の30%の訪問看護を担っています。2カ所にはそれぞれに特徴があり、病院に併設されているSTでは後方病院との連携も密であり、利用者は重症化している方が多くいらっしゃいます。依頼件数も多く、利用者の疾患や病状、介護状況も多種多様です。

また、病院より離れて住宅地に事務所を置いて事業を展開しているSTでは、地域での保健予防活動やNPO法人との連携なども特徴としてあげられます。

お互いの交流は当然必要ですが、日常業務の忙しさに追われ、なかなか会議の設定もできない状況でした。しかし、何かにつけ楽しむ交流は行っており、医療宣言づくりでは当初、飲み会の席を利用してざっくばらんに自分たちの夢を出してもらおうと計画していたものの、やはり飲み会の盛り上がりには負けてしまい、第1回目の話し合いは流されてしまいました。しかし、お互い朝のカンファレンスなどの時間を利用して、みんなで「夢」と「ロマン」をたたき台として出し合っていましたので、管理者の話し合いで宣言案として合体させて出して見ました。

みんなから1番に出されたものはやはり、利用者は勿論、ケア・チームからも信頼されるSTでありたいというものでした。そのためには、レベルの高い看護を展開することと、心の通ったあたたかいケアを提供することです。また、どの事業所でもよく耳にする言葉ですが、「生きてて良かった!」と感じれる毎日であり、「明日を楽しみに待てる生活」が送れるように、「安心」「安楽」「安全」という内容が主に出されました。

2つのSTに働く看護師みんなの、これらの思いを整理して箇条書きにし、肉付けして私たちの医療宣言としました。

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