第8回学術運動交流集会開催!!

人権擁護の実践を深め、地域との架け橋となり、連帯の輪を大きく強くしよう

茨城民医連第8回学術運動交流集会を5/26(日)に新緑の美しい茨城県立歴史館で179名が参加し開催しました。
今回の記念講演は、NPO法人自立生活サポートセンターもやい事務局長の湯浅誠さんです。

NPO法人自立生活サポートセンターもやい事務局長の湯浅誠さん湯浅さんは、1990年代から路上生活者の支援にとりくみ、2008年の年越し派遣村の「村長」として活躍され、2009年10月より2012年3月まで、内閣参与として緊急雇用対策本部貧困・困窮者支援チーム事務局長、内閣官房震災ボランティア連携室長、内閣官房社会的包摂推進室長を務められました。
湯浅さんがホームレスと関わり始めた1990年代から貧困が急速に進み、現在は中間層にまで広がっている。若年者の死亡原因の第一位が自殺というのもその表れの一つ。2025年に向かって超高齢化が進行し、孤独死、介護殺人なども増えている。教育の現場では「いじめ」。
社会全体が、誰かを否定して自分の存在を確認したいと・・・。上の人は下の人を、その人はそのまた下の人を「ガンバラナイ、ダメなやつ。使えない…」と否定する。人間が縦に並ぶイメージの社会である。

第8回学術運動交流集会この孤立化の中で、大きな無力感に襲われ、自分は切り捨てられるような人間ではない、関係ないと社会や周囲の状況から目をそらす。それそのもが排除の論理で、弱者や意見の違う人と自分の声を切り捨てるということであり、社会的排除のプロセスである。
「人間が縦に並ぶ社会」「自己責任論で切り捨てる社会」はおかしい!!と言う人を増やすことが大切である。この声を広げるには既成の枠を超えて、一度くらいダメージを受けても、球種を変えながら何度も声をだすことが求められている。民医連や生協、JAなどの中間団体にその役割を求めたい。
第8回学術運動交流集会「民主主義とは、手間も時間もかけて話し合いで解決すること。多数決は最終段階の選択である。排除される人を作らない。多様な価値観を持つ人たちが参加する、活力のある社会を作りたい。」との湯浅さんからの大きなメッセージを、私たちが受け止め、ユニバーサルな街、すべての人の人権が守られる、排除のない社会の実現に向けてとりくみを進めましょう。

そのために、社会のありように目をむけ、日常活動の中で気づきを大切にしながら、共有し、議論し、学習して、まずストレートが投げられるようになること、そしてシュート、カーブ、スライダーと球種を増やしていくために力を尽くしましょう。

午後の部 演題発表

20演題報告と13のポスターセッション

日常活動のまとめ、症例報告、業務改善の取り組みが、スライドを有効に使い演題発表されました。

県連学運交としては、初めてポスターセッションにチャレンジ!
盛りあがりました♪\(^o^)/

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